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  1. 未就学児のママパパ必見!五感で脳を刺激し育てる幼児食/中田恵理

未就学児のママパパ必見!五感で脳を刺激し育てる幼児食/中田恵理

日々の食事が脳へ刺激となることを考えたことはありますか?子どもの食事は、「栄養バランス良く」「好き嫌いをなくそう」と視点だけでなく、五感へ働きかけることによって、脳への刺激を与える機会となります。


どのような刺激を受けて脳を育てるか

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生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、大人の脳の1/4程度のおおよそ350~400gですが、脳の構造に変わりはありません。
 
●2つの脳の違い 
大人と子どもの脳の違いは大きく分けて2つあります。

1つ目は、神経細胞同士でやりとりをする情報伝達スピードの違いです。例えると、子どもの脳が各駅停車で、大人の脳は急行電車です。大人の情報伝達スピードに近づくのは4~5歳となり、幼児食の後期の時期です。

2つ目は、神経細胞同士をつなぐ回路の違いがあります。脳は、絶えず回路が作られたり、失われたりしていますが、子どもの脳では大きな変化があります。まず、0歳代には、外界からの刺激を受けて回路をつなぐ(接点=シナプス)が激増し、1歳ころにはピークに達します。その後、よく使う回路は強化され、使わない回路は死滅するという選択がおこなわれています。その選択の節目が3歳ごろと言われ、その頃までにどのような刺激を受けるか重要です。

 
●脳の働きを良くする食材は魚介類
脳細胞や神経細胞に多く含まれ、DHA(ドコサヘキサエン酸)は細胞組織の機能向上に影響すると言われています。
豊富に含む食材は、さば、いわしなどの青魚です。DHA(ドコサヘキサエン酸)は、魚の脂質に含まれているので、脂を落とさないような煮魚などの調理法にすると良いでしょう。青魚特有の臭みをとるにはしょうがなどの香味野菜を使うことや、梅煮や味噌煮などにすると食べやすいでしょう。

 

五感を刺激する食事

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脳への刺激は、味わう、聞く、香りを感じる、見る、触れるという五感の活動です。特別なことをしなくても、子どもにとっては日々の生活の中で刺激を感じています。なかでも1日3回の食事で刺激を受けており、食事は体をつくるために必要な栄養素を取り入れるだけでなく、五感を刺激するチャンスです。
 
・味覚
五味があり、甘味、塩味、うま味はおいしさを感じる味、酸味、苦味は苦手な味と感じることができます。多くの食材を味わうことで味覚が育まれ、刺激されます
 
・聴覚
噛んだ音や食事をイメージできるような音を言語化して伝えることや、食事中に話かけて「モグモグ」「サクサク」などの表現することで、耳からの情報を伝えることができ聴覚が刺激できます。
 
・嗅覚
香りや匂いは、おいしさを識別する決め手となります。記憶に留められることが多いです。夕食の準備をしていると「今日は、にんにくと甘い香りがするから、照り焼きチキンだね!」といったような会話を子どもとした経験があります。

・視覚
色味を意識して見た目がきれいであることや人参や大根を星やハートに型を取ることで、いつもと違うという情報が伝わり、視覚が刺激されます。

・触覚
熱すぎる、冷たすぎるような、極端な温度は苦手です。口に入れたときの固さ、やわらかさ、噛みごたえ、粘度から感じるきっかけとなります。また、指先を使って食事に触れる手づかみ食べも触覚を刺激します。
 
 
ママパパにとっては、毎日同じことの繰り返しのように感じる食事の時間でも、子どもの脳は、いつでも新鮮な情報を受け止められるような仕組みになっています。
「栄養バランス良く」や「好き嫌いをなくそう」といった視点だけでなく、五感を活用しながら、さまざまな食材を味わう、音、香りを感じる、触れる、視覚から子どもの興味を刺激するように声がけをしてみましょう。


担当栄養士:中田恵理
 
 
参考文献
・小池澄子「いちばんやさしい きほんの幼児食 離乳食卒業から5歳までの子どもごはん完全版」成美堂出版(2019)
・とけいじ千絵「毎日ごはんで、心・からだ・味覚の発達を促す 子どもの味覚の育て方」株式会社日東書院本社(2019)


中田恵理執筆コラム

 
2021年3月17日

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