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  1. あなたの口の中は大丈夫?オーラルフレイルを予防しよう/大嶋浩俊

あなたの口の中は大丈夫?オーラルフレイルを予防しよう/大嶋浩俊

「8020運動」をご存知ですか。平成元年(1989年)に厚生省(当時)と日本歯科医師会が提唱して開始されました。

「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動で、生涯にわたり自分の歯でものを噛むことを意味します。近年「8020」を達成している高齢者は増加していますが、高齢者全体の人数が増えているため、「8020」を達成していない高齢者も増加傾向にあります。

歯があることは食べる楽しみが続くことになります。あなたの口腔内は大丈夫でしょうか。

 

「オーラルフレイル」の定義

20200212_コラム画像①.jpg
オーラルフレイルとは、老化に伴う様々な口腔の状態(歯数・口腔衛生・口腔機能など)の変化に、口腔健康への関心の低下や心身の予備能力低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え、心身の機能低下にまで繫がる一連の現象及び過程を言います。「oral」と「frailty」を合わせた造語であり「口のフレイル」という意味になります。
フレイルに関しては前回お話したこちらの記事をご覧ください。
 
今、口腔機能の低下が深刻な問題となっています。オーラルフレイルの一環として、2018年には「口腔機能低下症」という病名が保健病名として導入されました。
 
概念は以下の4つの段階があります。
 

口の健康への意識の低下

高齢になっていく上で起こる社会的フレイルをはじめ、精神的にも不安定になってくると、知らず知らずのうちに自己の健康への興味が薄れていく段階と言えます。この段階で最も重要な事象である「口腔機能管理に対する自己関心度の低下」を経て、歯周病や残存歯数の低下のリスクが高まります

 

口の些細なトラブルの連鎖

食べこぼしや、わずかなむせなどに伴う食を取り巻く環境悪化の徴候が現れる段階です。この段階の機能低下は些細であることから、自覚される機会が少なく、誤った口に関する健康観による食習慣の変化、さらに老化も重なり機能低下が進みます。特に現在の食事環境は柔らかい食品が多いことから、その機能低下を自覚しにくく、進行して初めて気が付くことも少なくありません。
 
 

口の機能低下

口腔機能の低下が顕在化(咬合力の低下や舌運動の低下)し、筋肉が衰えていくサルコぺニアやロコモティブシンドローム、栄養障害へ陥る段階、さらには口腔機能の低下も顕在化する段階です。医療保険として「口腔機能低下症」の診断がつく背景にもなりました。歯科での診療をしっかり受けることにより、機能維持・改善をしていく必要があります。

 

食べる機能の障害

摂食嚥下機能低下や咀嚼機能不全から、要介護状態、運動・栄養障害に至る段階で、「摂食嚥下機能障害」として診断がつきます。この段階への対応は、すでに摂食嚥下リハビリテーションとして標準化された評価及び対応が整備されています。したがってこの段階の対象者は、専門的な知識を有した医師、歯科医師などが対応します。
 
 

オーラルフレイルの評価と妥当性

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オーラルフレイルの評価は
  1. 自分の歯が20本未満
  2. 滑舌の低下
  3. 噛む力の低下
  4. 舌の力の低下
  5. 咀嚼困難
  6. 嚥下機能低下
をあげ、6項目のうち3項目以上該当した者をオーラルフレイルとしています。

オーラルフレイルに該当すると、2年後のフレイルの発症リスクが2.4倍、サルコペニアの発症リスクが2.4倍、要介護認定のリスクが2.4倍、4年後の総死亡リスクが2.1倍になると報告されています。口から食べ物が食べられなくなってくることにより、様々なリスクが高まると考えられます。

 

オーラルフレイルの対策

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フレイルは社会的・精神的・身体的機能の低下によって引き起こされます。すべての機能低下を改善するのは難しいことですが、何か一つからでも改善できる環境を作り上げていくことが大切です。

先に示した概念の4つの段階において、下記の対策を意識してみてましょう。
 
社会的生活の見直しや、健康啓発への参加、教室に通うなど、人間関係の環境を作ることによって、自身の精神的要素を安定させ、定期的な歯科への診療などがオーラルフレイルの進行を防ぐ事が出来ます。
 
食べこぼしなどの気づきの段階では、食形態の見直し、義歯の整備など、食べることへの不快感を解消できれば、栄養状態の低下を防ぎ、機能低下を防ぐ事ができます。
 
ならびににおいては、口の機能低下や摂食障害の状態では全身状態の低下も考えられます。専門家による適切な管理によって、機能改善に影響していきます。

歯科診療による口腔内の環境づくり・リハビリによる訓練や体力づくり・栄養指導による適切な食事の提案や栄養改善など、①②の段階であっても早期に専門家に相談することでフレイル自体の進行を食い止めることが出来ます。


 
いつの間にか食べる量が減ってきたり、毎年少しずつ体重が減ってきたということはありませんか。それはもしかしたらオーラルフレイルの始まりかもしれません。老化だから仕方がないのではなく、自分の身体の変化に気づくということが大切です。

いつまでも美味しいものを口から食べられる身体でいたいですね。


担当管理栄養士:大嶋浩俊
 
 
参考文献

商品の裏側見ていますか?食品添加物の実態と選択
高尿酸血症・痛風における改善のポイント
人生100年時代!フレイル予防でいつまでも元気に
2020年2月12日

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