• トップページ
  • JPDAとは?
  • サービス内容
  • 協会メンバー
  • 入会・説明会
  • 研修講座案内
  • 協会概要
  • メンバーの声
  • よくあるご質問
  • メンバーブログ
  • お問い合わせ
  • サイトマップ
  • トップページ
  • JPDAとは?
  • サービス内容
  • 協会メンバー
  • 入会・説明会
  • 研修講座案内
  • 協会概要
  • メンバーの声
  • よくあるご質問
  1. アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方②/木村みえこ

アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方②/木村みえこ

今年は例年になく暖かい冬を迎えたかと思えば、急に寒くなって大雪が降ったり、急に春が来たのかと思うほど暖かくなったりと、目まぐるしく天気が変化しています。
連日報道されている新型ウイルスのニュースも気になるところですね。皆さんの体調はいかがでしょうか。
 
 
さて、2月19日は二十四節気の雨水です。今回も前回に続き、日本人が昔から大切にしてきた季節ごとの習慣と、食べ方のコツをお伝えします。
 
 

二十四節気とは

20200119_コラム画像①.jpg
二十四節気とは太陽の動きをもとに一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、季節の指標となる大切な暦です。日本では江戸時代からこの暦が使われており、人々の生活に根付いていったもので、この二十四節気をもとに季節の行事や農作業が行われていました。
 
そして、その季節にその土地で収穫したものを食べて太陽や大地のパワーを補給し、季節ごとの体調管理に役立てていたのです。2月4日から18日頃は立春で旧暦では新しい年の始まり、つまりお正月です。2月19日からは雨水(うすい)といわれる時期を迎えます。

 

雨水の意味をご存じですか

20200119_コラム画像②.jpg
立春は二十四節気の始まりです。立春という言葉は知っている人も多いと思いますが、二十四節気の2番目に訪れる雨水はあまり聞きなじみがないかもしれません。雨水とはどんな時期なのでしょう。
 
2月19日から3月4日頃までの期間が雨水(うすい)です。寒さも少し和らいで春の兆しが見え始め、降っていた雪が雨へと変わる頃。雨水で草木の芽吹きを促し、雪も溶けて田畑を潤し、農作業の準備を始める目安とされる時期です。しかし本格的な春にはまだ遠く、冷たい雪が降ることもあります。三寒四温を繰り返しながら、だんだん暖かくなり春へと向かっていくのです。
 
今年は暖かいので、あちらこちらで梅の花が咲いていますが、例年ならばこの時期から梅の花が咲き始めます。寒さの中にも春の訪れを実感できて気持ちも暖かくなりますね。

 
そして春といえば「桃の節句のひな祭り」
「雨水が始まる日にお雛様を飾ると良縁に恵まれる。」と言われているのだそうです。
梅の花と同じくお雛様を見ると暖かい春の訪れが楽しみになりますね。この時期に旬を迎える食材は菜の花やハマグリですが、お雛様といえば、ちらしずしと菜の花とハマグリのお吸い物ではないでしょうか。

見るものや食べるもので春の訪れを感じることができ、寒さも和らぐので気分も少しずつ高揚してくるのを感じることができるのです。
 
 

旬の食材を無理なく取り入れてみよう

20200119_コラム画像③.jpg
1年で1番寒い時期が終わりを迎え、少しずつですが暖かくなってくるこの時期は、気分も明るくなって上着も薄手になりますが、まだまだ油断は禁物です。
特にアラフォー、アラフィフといわれる世代の女性は冷えると様々な不調が表れやすくなります。この時期に油断してしまうと、後々やってくる夏や秋の体調にも影響してくるので注意が必要です。
 
この季節の旬の食材は冬の間に溜まってしまった老廃物を排出し、血流をよくする作用があるといわれています。
春には苦味のある野菜、例えば菜の花やからし菜、筍、そしてうどやわらびなどの山菜が出回りますが、これらの食材にはビタミンCやカロテン、カリウムといったミネラルなどの栄養素が多く含まれており、血行をよくして高血圧の予防作用が期待できるほかに、炎症を鎮める作用があるとされるため、花粉症などのアレルギー症状の緩和にも役立ちそうです。
他には春キャベツやいちごなども食べておきたい食材です。
 
またアラフォー、アラフィフといわれる世代の女性は1年を通じて黒キクラゲをはじめとするキノコ類も積極的に摂りましょう。ショウガやネギ、シソなどの香りの強い野菜も薬味としてたっぷり使ってみてください。
薬膳の世界では春は肝を養生する季節といわれ、酸味のものを摂るとよいとされていますが、酢を多用するのではなく、ちらしずしや酢の物にしたり、酢の代わりにレモンなどの柑橘類を使うなどして上手に酸味を取り入れてみましょう。

 
 
どうでしたか、昔から日本人が大切にしてきた食養生。
食養生と聞くと、難しいものだと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。旬のものを自分の体調に合わせて食べる。というとてもシンプルなものです。そのときは、よく噛むことも忘れないでくださいね。その土地で採れた旬の食材にはパワーがたっぷり含まれています。大地の恵みをいただいて体調管理に役立ててみましょう。

担当管理栄養士:木村みえこ


 
参考文献
  • 三城円「食べながらやせるすごい方法」サンマーク出版(2019)
  • 高月美樹 瀬戸口しおり「にっぽんの七十二候」枻出版(2016)
  • 本間美加子「日本の365日を愛おしむ―毎日が輝く生活歴 東宝出版(2019)
  • 吉川信 佐藤弘 「東洋医学の基本講座」成美堂出版(2016)

木村みえこ執筆コラム

管理栄養士が実践する!腸内環境の整える方法
アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方①
2020年2月19日

< 前ページ  |  一覧へ戻る  |  次ページ >

最近の画像

お問い合わせ

このページのトップへ