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ダイエット中も楽しめるフレンチトーストの世界／小川亜希子

こんにちは。パン好き管理栄養士の小川亜希子です。

みなさんはフレンチトーストにはどんな時に食べるイメージがありますか？お休みの日の朝食、手作りおやつ、パンが余った時、パン屋やカフェなど様々な場面で見かけます。

今回はフレンチトーストをテーマにお伝えします。

フレンチトーストの由来

フレンチトーストは、フランスではパンペルデュと呼ばれています。フランス語ではダメになったパンという意味です。もともと古くなってカチカチになったパンをおいしく食べるために考えられました。
フランスパンは日を置くと硬くなってしまうのですが、調味液に浸すことで硬くなったパンを柔らかく生き返らせることができます。日本ではフレンチトーストの方が馴染みのある呼び方ですが、こちらの名称はアメリカで名づけられたものです。

ダイエット中でもOK?フレンチトーストの栄養価

牛乳と卵と砂糖の液に食パンを浸してバターで焼き、メープルシロップ、はちみつなどの甘いトッピングを添えて食べるのが一般的なフレンチトーストです。栄養面では、炭水化物であるパンとたんぱく質の牛乳と卵を摂取することができます。

以下は一般的なフレンチトーストの量と栄養価です

6枚切り食パン　1枚
卵　1/2個
牛乳　50ml
砂糖　大さじ1/2
バター　5g

エネルギー	291kcal
たんぱく質	9.7g
脂質	11.2g
炭水化物	37.3g

米飯と比較すると脂質は高めになりますが、米飯お茶碗1杯分(150g)の252kcalと比較するとフレンチトーストはそこまでエネルギーが高くないことが分かります。ここにホイップクリームやアイスクリームなどのトッピングを足すとエネルギーが跳ね上がるので注意しましょう。

フレンチトーストだけでは、ビタミンCや食物繊維が不足します。スープやサラダで野菜と果物などをプラスにすると一食としての栄養バランスが整いやすいでしょう。またフレンチトーストのデメリットとしては、やわらかく咀嚼が少なくなりがちな点です。一緒に合わせる副菜は噛み応えのあるものにすると満腹感も得られやすくなります。