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  1. アラフォー管理栄養士が教える自分軸の整え方~食事の時間編~/大竹友里恵

アラフォー管理栄養士が教える自分軸の整え方~食事の時間編~/大竹友里恵

前回のコラムでは、「食事のバランスを整えること」のうち「食環境を整えること」(楽しく食べるには、誰かと一緒に食べること、食べる時は目の前の食事に集中することなど)や意義についてお伝えしました。

今回は「食事のバランスを整える」ことのもう1つの要素である、「時間」(食べるタイミング)について。体内時計と食事の関係性、時間栄養学の観点からお伝えします。
育児中の方、働き世代の方、受験生の皆さん、どの世代にもヒントになりますので、ぜひご活用ください。

 

あなたは知ってる?食べるタイミングや時間が健康に大切な理由

20230927_コラム画像①.jpg
●体内時計がずれると不調を感じる
人の体には一定の生体リズムがあり、1日24時間単位で見ると、朝に目が覚めて活動し、夜には眠りにつきます。このリズムを作っているのは体内時計です。脳に存在する中枢時計と、末梢組織に存在する末梢時計との相互作用によって調節されており、自律神経とも連動してバランスを整えています

体内時計は睡眠やホルモンの分泌、体温調節などにも関係するため、バランスが崩れると全身に不調が表れます。規則正しい生活(食事や睡眠など)を送ることが重要ですが、 時差ぼけやシフトワーク、生活の変化などが影響して大きくずれていくため、リセットすることが必要です。
 
生活リズムを整えることは体内時計を整えること。大きな因子の1つに食事があることをご存じでしょうか。


 

体内時計を整える食事のポイント

20230927_コラム画像②.jpg
●体内時計のリセットには太陽の光+朝ごはん
中枢時計は光、末梢時計は朝食等の食事を摂ることによって調節されるとされています。
生体リズムをバランスよく保つためには、朝起きたらまずはカーテンを開けて朝日を浴び、朝食を食べましょう。朝食を食べる習慣がない人は、まずはスープや汁物を飲み、胃腸を少しずつ動かすことから始めるのがお勧めです。食べる習慣のある人は、ごはんとたんぱく質源の入った具沢山のお味噌汁や、ツナトーストと野菜スープなど、炭水化物+たんぱく質+野菜類などを意識してみましょう。
 
朝食を食べた群と欠食した群の比較試験では、食べた方が体組成は変わらなかったものの1日の活動量が増え、午後や夜の血糖コントロールがよいという研究もあります。
 
ぜひ朝ごはんを意識してみてくださいね。
 
 
●夕食が遅くなる時の「分食」のすすめ
「分食」とは、1食分の食事を複数回に分けて食べること。例えば、夕食の一部(2/3)を帰宅前の夕方に食べ、その残りの分(1/3)を帰宅後などに食べて、遅い時間の食事量を減らすという方法です。夜遅くの夕食や就寝前のドカ食いは、胃の内容物が未消化のままで疲労回復が出来ないだけでなく、肥満や生活習慣病との関連性も報告されていますので、身体に負担がかからない理に適った方法と言えますね。
 
具体的な分食の内容は、夕方におにぎりやサンドイッチなどの炭水化物を食べ、帰宅後に残りのおかずやサラダ汁物などを食べます。帰宅後にほっとして食べる楽しみも残しておきたいですね。
 
 
●家族で食事のタイミングが違う場合の工夫の仕方
例えば、起床時間が家族間でバラバラ、塾や習い事などで調整が難しい時など、食事を共にする時間が限られている場面はありませんか。食事を準備する方にとっても大変ですよね。このような時にも分食を利用することで、健康を保ちつつ、負担も少なく、家族のコミュニケーションの場を作ることができます。
 
方法は、夕食が遅くなる時と原則同じ。朝ごはんや夜ごはんを2~3回に分けるだけです。毎日は難しくても、週に何度か食卓を囲める機会を作れるといいですね。冷蔵庫やキッチンに、すぐ食べられる消化のよい物を用意しておいて、自分のスケジュールに合わせて食べてもらうことも1つのアイディアです。


 
いかがでしたか。食事の量・内容・環境・時間、改善できそうなところに気付くヒントになれば幸いです。サポートが必要な際は、ぜひ管理栄養士にご相談ください。

担当管理栄養士:大竹友里恵


 
参考文献
  • 柴田重信「時間栄養学」化学同人(2020)
  • 「休養学基礎一疲労を防ぐ!健康指導に活かす」メディカ出版(2021)
  • 荒木信夫「自律神経のふしぎ」栄養と料理4月号 78‐83, (2023)
  • 交代勤務者の食生活に関する留意点,福村智恵,交代制勤務者の食生活に関する留意点 | e-ヘルスネット,厚生労働省(2023.9.15閲覧)


大竹友里恵執筆コラム

2023年9月27日

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