コラム Information

料理で旅するgo to 世界旅行～スペイン～／木村みえこ

10月に入り秋の気配が強くなってきました。コロナウイルス感染症はすこし落ち着いて国内旅行もできるようになってきましたが、海外旅行はまだ少し先になりそうですね。

今回もヨーロッパの国スペインの料理を紹介しながら旅行気分を味わっていただこうと思います。
スペインは豊かな農地が広がり、海にも囲まれていて日本と同じくお米や魚介類を多く使います。献立にも取り入れやすいので参考にしていただけると嬉しいです。

みんな満足スペイン風炊き込みごはん「paellaパエーリャ」

一度は見たことがある、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

もともと「パエーリャ」とは両手のついた浅型のフライパンを指す言葉でしたが、今ではすっかり料理の名前として親しまれています。

そんなパエーリャは日本の炊き込みご飯と同じく、具材やだし汁も様々で色々な味が楽しめます。
一番ポピュラーなのは、香りづけのためにサフランを入れて炊き上げた黄色いものですね。その日の気分や好み、冷蔵庫や冷凍庫にある食材加え、野菜や肉・魚などの具材を選ぶといいでしょう。

具材をたっぷり入れることで栄養素のバランスが整うのも嬉しいポイントです。

ボリューム満点スペイン風オムレツ「tortillaトルティージャ」

日本のオムレツのように具材を巻き込むのではなく、具材と卵を混ぜて焼き上げる料理です。

スペインではじゃがいもとたまねぎを具材として使うことが多いですが、家庭で作るときは赤や緑など色のついた野菜を一緒に使うと見た目がとても鮮やかで、食卓での会話も弾みそうですね。

好きな具材と卵さえあれば家庭でも簡単に作ることができます。かぼちゃやきのこ、大根など季節の野菜を使った具だくさんのスープを添えるとビタミン、ミネラルが補えて体調が整いやすくなります。

寒い日にピッタリにんにくスープ「sopadeajo（ソパデアホ）」

体がポカポカ温まるほっこりスープ。たっぷりのオリーブオイルでたまねぎなどの野菜を炒めます。
サフランかパプリカパウダーとクミンを入れて香りをつけましょう。にんにくは仕上げに入れるのがポイントです。

卵を落としたり鶏肉やエビ、貝などを入れるとコクが出るうえにボリュームもアップします。バゲットなどを浸して食べるのもおすすめです。週末のゆっくりした朝にいかがですか。

いかがでしたか。
だんだん秋が深まり寒さが厳しくなっていきます。まだまだ感染症にも注意が必要ですので、できるだけ体調を整えて冬に備えたいですね。

いつもの食材を少しだけアレンジして料理したり、テーマを決めて食卓を演出すると気分が変わります。世界のおいしい料理を食べてカラダとココロを整えましょう。

担当管理栄養士：木村みえこ

参考文献